まず始めに、アーユルヴェーダはマッサージや入浴といったスパそのものの分類ではありません。
今でこそイコールの関係になりつつありますが、本来はインドに古来より伝わる伝統的な医学のことです。
西洋医学や東洋医学と同じような分類として、アーユルヴェーダがあると考えていただければ分かりやすいでしょう。
アーユルヴェーダは5000年以上も前に、インドで誕生した伝統的な学問でもあります。
その語源はサンスクリット語で命・長寿といった意味を表す「Ayuh」と、科学や知識と言った意味の「Veda」を掛け合わせた「生命の科学」からきています。
アーユルヴェーダは症状そのものに直接アプローチするのではなく、健康を維持する予防医学ですが、世界保健機構では漢方と同じようにれっきとした医学として認められています。
アーユルヴェーダは、身体の中のエネルギーであるドーシャのバランスを正常に戻すことで健康を保つという考え方で施術を行います。
アーユルヴェーダの施術は、主にオイルを用いて全身、または頭部をマッサージしていきます。
特に頭・脳は大切な臓器だと考えられており、頭のツボを刺激するシローヴィヤンガと呼ばれるマッサージは大変人気です。
シローヴィヤンガにはリラックス効果の他に、頭痛や不眠症、目の疲れなどにも効果があるとされています。
一見普通のエステのようにも思えますが、医学は医学ですので本物の治療を受けようと思ったら知識を持った医者が必要です。
モルディブでは、フォーシーズンズ リゾートなどで本格的なアーユルヴェーダの施術が受けられます。
施術を受けること自体は日本でも、ビルの小さな部屋の中でもできますが、モルディブで受ける施術は何もかもが違うと言っても過言ではありません。
リゾートでのアーユルヴェーダは、美しい緑の中で行います。
閉鎖的な空間で行うよりも解放感があり、自然のエネルギーを全身に受けながら行う施術は、まさに極上のひとときです。