ヨーロッパより近い貴婦人の島

モーリシャスは地理的にマダガスカル島の東沖インド洋に浮かんでおり、
沖縄本島より少し大きいサイズの島国です。
「インド洋の貴婦人」と呼ばれるビーチリゾート地として、
特にヨーロッパではトップクラスの人気を誇っています。
モーリシャスは地理的に周囲を珊瑚礁に囲まれる島で構成されており、
その様子は「レースに縁取られたようだ」と称されるほどの美しさを誇るものです。
ガイドブックにも載っていない天然の白浜が続く非常に美しいビーチが、
島のあちこちにあるため、
「トム・ソーヤーの冒険」の著者マーク・ トゥエインは、
「神はモーリシャスを最初に創りモーリシャスを真似て天国を創った」と称しました。
直行便が無いので、同じインド洋にあるモルディブほど日本での知名度は高くありません。
現地人にとっても日本はまだ身近な国ではない様子ですが、
ヨーロッパ人にとっての憧れの高級リゾート地であり、
実はヨーロッパよりも日本に近く、時差は5時間ほどとなっています。

多彩な楽しみのある民族国家

イギリス連邦加盟国でもあるモーリシャスの首都はポート・ルイスで、
年間気温は最高気温29℃前後、最低気温が21℃と一年中温暖な気候となっています。
元々無人島であったところにヨーロッパ人が入植し、
その後労働者を集められて作られた国です。
アフリカ大陸にほど近い小島ながら、
サトウキビのプランテーションが行なわれていた歴史から、
今でも島の大部分に畑の広がる青々とした風景が見られます。
現在この国の民族構成は、インド系が68%、白人と黒人の血を引くクレオールが27%、
中国系3%、フランス系2%という多民族国家を形成しています。
分類上はアフリカ地域に属しますが、文化や風土が異なる観光国としての顔も持つ国です。
モーリシャスでは美しいビーチの他に、
ゴルフやライオンと触れ合うことができるツアーまで用意されており、
友人同士、家族、新婚旅行、のんびりしたい方もアクティブに過ごしたい方も満足でき、
旅慣れた大人をも魅了する土地であると言えるでしょう。