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ドバイの歴史について

首長国の成り立ちと発展

アラブ首長国連邦(略称はUAE)は、
首長と呼ばれる君主が治める小さな国々からなる連邦国家です。
首都はアブダビですが、「政治のアブダビ、経済のドバイ」と形容されるように、
UAEの中では最も繁栄している都市です。
元々は漁業や真珠の輸出を産業とする港町でしたが、
1830年代に隣国アブダビの首長家の一派がこの地へ移住し、
ドバイ首長国が建国されてその歴史が始まります。
1853年に他の首長国と共にイギリスの保護国となると、
東インド会社へ至る重要な中継地となりました。
その後は歴代の首長による自由貿易政策のもとで、順調な発展を続けることになります。
第二次世界大戦後には大規模なインフラ整備が進められ、
今日のドバイ発展の基礎が固められますが、
大きな飛躍につながったのが、1966年に油田が発見されたことでした。
70年代には周辺の首長国を合わせてUAEが結成され、
国際的にも重要な影響力を持つようになります。
21世紀に入ってからの発展は特に顕著で、
原油高に後押しされた急成長によりドバイには世界の富が集まり、
幻想的な摩天楼都市として、世界中から多くの観光客が訪れる都市となりました。

原油依存からの脱却

産油国として急成長を遂げたUAEですが、原油は限りある資源であるため、
原油依存の経済からの脱却は課題でした。
そのためにUAEは産業の多角化を進めます。
1985年にはエミレーツ航空が設立され、
短期間で規模を拡大して世界中の都市を結ぶまでになりました。
このことによりドバイは、海上交通と共に航空の分野でも重要な中継地点となり、
中東に世界中の人や富が集積することになったのです。
90年代に入ると「世界一」を目指す都市プロジェクトが推し進められ、
都市の建設が加速します。
21世紀に入ると折からの原油高も発展の追い風となりました。
2001年、世界最大の人工島である「パームアイランド」の建設に着手。
2009年、世界最長の無人鉄道「メトロ」が開通。
2010年、高さ892メートルの超高層ビル「ブルジュ・カリファ」が完成。
最近では金融不安による影響を受けたものの、
その勢いはとどまるところを知らないかのようです。
観光産業にも力を入れ、
日本でも多くのカップルが新婚旅行の行先としてドバイを選んでいます。
王族気分を体験できるリゾート施設もあり、
特にインド洋のモルディブのリゾートとも絡めたプランが人気です。